ステンレス容器総合カタログ
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バフ粉油NITTO KINZOKU KOGYO 洗浄目的汚れ、油除去汚れ、油除去油、バフ粉除去油、バフ粉除去油、バフ粉、遊離鉄除去自動機→手洗い油、バフ粉、遊離鉄除去手洗いスケール除去バフ粉除去バリ取り拭き取り手洗い→拭き取り洗浄用洗剤→アルコール自動機手洗い酸洗電解研磨電解研磨洗浄方法アルコール洗浄用洗剤+バフ粉用洗剤専用洗剤洗浄用洗剤+バフ粉専用洗剤→クエン酸専用洗剤→クエン酸混酸(硝酸+フッ酸)洗浄剤耐熱性、非粘着性を必要とするときに適しています。FEP(四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体)PTFEに比べ耐熱性が劣りますが非粘着性に優れています。拭き取り、手洗い及び自動機による油、バフ粉等の洗浄をおこないます。クエン酸洗浄クエン酸により遊離鉄除去をおこないます。酸 洗硝酸+フッ酸の混酸水溶液中に製品を浸し、スケールの除去をおこないます。研磨グレードⓐ#240 光沢など気にしない程度の研磨に使われます。ⓑ#320 当社の標準バフ研磨です。ⓒ#400 さらに光沢を上げる事を目的とします。PFA(四フッ化エチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)耐熱性、非粘着性に優れています。ETFE(四フッ化エチレン・エチレン共重合体)耐熱性、非粘着性、耐薬品性において多少劣りますが耐摩耗性に優れて防食用途にも使われます。洗浄方法洗浄は一般的な汚れを落とすことを目的としていますので、コンタミなどの問題が心配される場合の洗浄には、電解研磨による精密洗浄をお勧めします。金属表面イメージ図素材表面バフ研磨表面電解研磨表面117バフ研磨麻や綿布などの柔軟性材料に研磨材を塗布した高速回転体(バフ)で、金属などの表面を機械的に加工する方法です。一般的には寸法精度を目的とするのではなく、おもに平滑面、光沢面、つや消し面を得る為におこなわれます。研磨剤アルミナ、酸化クロム、酸化鉄、トリポリなどを油脂類と溶融し棒状に固めたものを使用します。フッ素樹脂コーティングフッ素樹脂には非粘着性、非濡性、耐熱性、低摩擦係数、耐薬品性、電気特性等の優れた特性があります。コーティング塗料PTFE(四フッ化エチレン)電解研磨電解液中で金属表面より金属イオンを溶出させることによる表面の平滑化を目的とした研磨方法で、非常にきれいな鏡面仕上げとなります。また、バフ研磨できない部品類などの研磨にも使用します。表面からのコンタミ回避や耐食性を求める製薬、半導体メーカーでは電解研磨が必須となっているようです。特 徴①洗浄効果通常の洗浄方法では難しいバフ粉、油などの異物を取り除くことが可能です。機械研磨やバフ研磨面はきれいに見えても細かいキズの集合であり、これらのキズに埋め込まれた油やバフ粉等の異物は洗浄などでは除去できません。②清浄性の向上非常に滑らかな表面を持つため、汚れなどの物質が沈着しづらく洗浄が容易になります。同様にもらい錆もできにくくなります。③耐食性の向上ステンレスの場合、鉄イオンが先に溶けだす事で金属表面のクロム濃度が上がり、より強固な不動態皮膜が形成されます。ステンレスが錆びにくいのはステンレスに含まれているクロムが酸化され不動態化されているためと考えられています。④表面からのイオンの溶出がほとんどありません不動態化された金属表面からは鉄などの金属イオンが溶出しづらくなっています。洗浄有機溶剤、界面活性剤、酸等を主成分とする溶液を用いて製品の油、バフ粉、遊離鉄、スケール等を除去します。洗浄の種類洗 浄表面処理バフ研磨、フッ素樹脂コーティング、電解研磨、洗浄

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